Message

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モノづくりに欠かせない製造設備の設計、製造。
課題を自らの発想で解決し、完成して動くまで見届ける。
そんな仕事のやりがいについて3人の先輩がメッセージ。

営業技術部[機械設計]

現在の仕事の内容は?

私たちが開発している機械設備は、メーカーの製造ラインの核心部分であることが多く、守秘義務もあって、あまり詳しく説明することができません。現在、私がプロジェクトリーダーとして取り組んでいるものも、ある製品を高速で製造する非常に大きなマシンです。岐阜精工では、社員数からは想像できないほど大規模なものも扱っていて、案件によっては数億円以上するものもあり、こうした大型設備案件では、設計だけでも6〜7人がチームを組んで開発しています。

どこにやりがいを感じるか?

今、私が担当しているマシンは、これまでにない新しい機構を採り入れています。お客さまにとっても初めての試みで注目度も高く、お客さまと一緒になって革新技術に挑戦していけることが、ここで働く醍醐味。プロジェクトによってお客さまも技術課題も変わりますが、どのお客さまも独自技術に対する想いは同じ。そんな熱い情熱をもった多くのエンジニアの方々と出会い、信頼され、ともに挑戦できることに何よりもやりがいを感じています。

あなたにとって岐阜精工とは?

私たちが、お客さまにとって重要な技術開発を任せていただけるのも、先輩たちがこれまでに築いてきた信頼のおかげだと思います。この会社では社員の半数が設計者ですが、その業務範囲は広く、客先での現地調査から仕様書や見積書の作成、その後の機械設計はもちろん、組み立てや据付時の立ち会いなどにも関わります。設計者はただ図面を書くだけにとどまらず、川上から川下まで全体を見渡せないといけないし、決まったことだけしているというわけにもいきません。だからこそ、いろいろなことに興味をもって、自分から手を挙げられる人にぜひ来てほしい。ここには、そんなエンジニアの自由な発想や挑戦を大切にしようとする社風があります。


営業技術部[電気設計]

現在の仕事の内容は?

電気設計と一言で言っても、その仕事の範囲は非常に広いというのが、この会社の特徴です。基本は、製造設備の電気図面を書き上げることにありますが、ほかにも機械を稼働させるためのプログラム開発や試運転、さらに据付時に現地へ行って、それぞれの条件に合わせたソフトウエアの修正をその場で行うこともあります。しかも、この会社でつくる機械は世界でたったひとつの特注品。同じものはなく、標準図面というものもありません。一から自分たちでつくりあげていく。それだけに一つひとつが挑戦で、完成したマシンに電気を入れ、命が吹き込まれるように動きだしたときには、本当に感動します。

岐阜精工の強味は?

当社の強味は、一言でいえば設計力です。あらゆるニーズに、高いレベルで応えられることが誇りです。それも、一人ひとりのエンジニアが挑戦と失敗を繰り返してきた結果。それが許される自由でおおらかな社風も大きな強味だと思います。私も入社したばかりの頃は、プロジェクトごとに技術課題が変わっていくことに戸惑いました。お客さまも社内の技術者も、誰もやったことのないことに挑戦したい。そんな人ばかりで、つねに勉強していないと追いつけませんでした。おかげで今は、それぞれの課題について解決すべきものが何かを探り出す嗅覚みたいなものが備わってきたように思います。

一緒に働きたい人材像は?

誰もやったことのないことに挑戦したい———そんな人には、最高の環境です。ただ、ここではプロフェッショナルであることが求められます。電気設計を目指す人なら、電気図面の端から端まで理解していないといけない。その上で、自由な発想を描ける人。そして自分が書いたものには最後まで責任をもつ。だからこそ面白いと感じられる人。そんな設計のプロをめざす人を求めています。もし、あなたがそれを求めるなら、私たちが全力で応援したいと思います。


製造部[機械組立]

現在の仕事の内容は?

製造部での仕事は、さまざまな設備機械を設計図面にしたがって組み上げていくこと。ここでは、完成品も、それに使う主要部品もすべて特注品です。一つとして同じものはなく、まだ入社1年余りの私はいつも新しい課題にぶつかり、悩みながらベストな方法を探る毎日。でも、それを一つひとつ着実に乗り越えていくことに喜びを感じ始めてもいます。現在取り組んでいるのは特殊な装置で、5〜6人のチームで1つの機械を組み上げていきます。 何もないところからスタートして、完成してきちんと動き出すまで見守れるのも、この仕事の醍醐味です。

この仕事で大切なものは?

製造の現場では、設計図面通りにはいかない場合もあり、設計チームと議論することもあります。それには、マシンの機構をきちんと理解していることが必要です。また、完成したマシンは試験運転をした後に再度バラしてお客様の工場に運び込み、据え付けるのですが、それも製造部の仕事。そのためお客さまと接する機会も多く、コミュニケーション能力が求められます。さらに、今は海外からの引合いが多くなってきているため、私の部署は海外に出かけて行くことも多く、どんな場面でも一人で対処できる適応力や判断力も大切だと思います。

将来、目指すものは?

今はまだ、自分のスキルアップが大事だと思っています。この仕事では、ある特定のスキルというよりも、トータルな技術的知識が必要です。そして10年後には、機械や部品や設計図を見ただけで、問題が何か、どう解決すべきかを瞬時に判断できるようなプロのエンジニアになりたい。そのためには、あらゆることを経験する必要があります。それができるのが、この会社だと思います。そしていつか、お客さまに、認められる技術者になりたいと思っています。